【コラム】フォックス咲子さん・そもそもなぜ英語を学ぶ必要があるのか?(1回目)

メンバーのフォックス咲子です。
英語教室主催、通訳・翻訳をしています。
英語を教える側の視点から、そして、外国語として英語を勉強した立場から、
英語を学ぶことについてシリーズで書いていきます。
先日、理事の長谷川なみさんの記事を読んで、思いました。
(こちらが記事です。
「ブレがちな起業女子へ。この質問してますか?」
http://supportlabo.com/170209/ )
この記事のテーマは、「そもそも」。
フェイスブックやメルマガ、色々やらなきゃと思っているけど、
「そもそも、なんでそれをやっているのか?やるべきなのか?意味はあるのか?」
という問いかけでした。
それを読んで、私も思いました。
「そもそも英語を勉強する必要があるのか?」
英語を教えている立場の私が言うのは変ですが。。。。
英語を勉強しなければ置いていかれるような売り文句のコマーシャル、
子供の習い事は、英語でしょみたいな風潮、
習うなら、白人のネイティブじゃないと、というイメージ。
どうも、日本人の英語コンプレックスを煽るようなものが目につくのですが、みなさんは
そもそも
「なぜ、英語を勉強する必要があるのか」
という疑問を抱いたことはありますか?
英語に限らず、外国語を習得するのは、とても良いことだと思います。
それによって開かれる可能性は、とても大きいと思います。
2ヶ国語、3ヶ国語話せる大人になったら、それはそれは、世界が広がるでしょう。
結論を言うとするなら「絶対に必要ではない」
でも、私の結論は、
「絶対に必要ではない」です。
それは、英語を使って何かしたいのか、によるからです。
留学したい、ビジネスを海外展開したい、たくさんの国を旅行したい、というなら英語は必須です。
でも、日本で仕事をし、生活している分には、英語は必要ありません。
特に日本は単一民俗で、外国人の労働人口が増えてきたと言っても、まだまだ日本語だけで社会が回っています。
小学校から大学まで、日本語のみで終了できます。
人口が多く先進国の日本では、その先就職しても、自分で商売をしても、日本語だけの仕事に就き、日本人だけを相手にするビジネスが成り立ちます。
日本にいると、これが当たり前のように感じますが、例えば、フィリピンやインドネシアのような途上国は、先進国を追い越そうと必死です。
そのため、公用語が英語だったり、小学校から特定の科目は英語で授業がされたり、英語ができないと大学に入れなかったりします。
こういう国の人たちは、ある種、生き残るために英語が必要なのです。
だから、彼らにとって、英語は絶対に必要な道具なのです。
英語ができれば、進学できます。もっと学べます。
英語ができれば、仕事の選択肢が増えて、より大きな収入にもつながります。
この状況を日本に当てはめてください。
「英語ができれば」を「英語ができなくても」に替えても、成り立ちます。
「英語(他言語でも)ができれば」どんな可能性があるのか。
自分のやりたい範囲がどこまで広がるのか。
どっちが良い・悪いではなくて、自分がどうしたいか、です。
英語は必要ではない、と思えば、それも正解です。
だから、「そもそも英語を勉強する必要があるのか」の答えは、
ひとりひとり、答えが違う筈。
お子さんに英語を習わせている・習わせたい方は、
やっておいた方がよい習い事だから、という理由の一歩手前、
「そもそも英語なのか。英語より、優先することはあるのか」
という視点でも考えてみてください。
そして、英語が必要だと感じたら、
「英語がゴールではなく、道具」ということを忘れないでください。
言葉とは、使うためにあるものですよね。
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海外からのお客様が増えてきて、接客や会話が大変になってきた、、、
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サポラボのブログでは毎月会員の皆さんにコラムを執筆していただいています。
読むだけで考えるきっかけや生活のヒントになるようなエッセンスをお届けします。
今回、執筆してくださったフォックス咲子さんは、オーストラリアで長く生活をされ、ご主人もオーストラリア人ということで、多角的な視点で「英語がなぜ必要なのか?」についてお書きいただいています。
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(サポラボ事務局)